論文を管理する方法を考え直した方が良いと思ったので,論文管理ソフトのZoteroを使ってみることにしました。本稿はその備忘録となります。
インストール・アカウントの作成
Zoteroの公式サイトからインストールとアカウントの作成を行います。
初期設定
まず,「編集」>「設定」から初期設定を行います。
一般
- 「ファイルの取り扱い」>「ウェブページからアイテムを作成するときに自動的にスナップショットを作成する」のチェックを外す。
- 「各種設定」>「キーワードと件名標目を含むアイテムに自動的にタグを付ける」のチェックを外す。
同期
- 「データの同期」から先ほど作成したアカウントを同期する。
- 「ファイルの同期」のチェックを外す。
詳細
- 「リンク付き添付ファイルの基本ディレクトリ」>「基本ディレクトリ」>「選択」からクラウドのストレージにパスを指定する。
ZotMoovでクラウド管理する
クラウドのストレージにパスを指定するためにZotMoovを使用します。
まず,Githubページの「Installation」の「Download the latest release here」から最新のxpiファイルをダウンロードします。
続いて,Zoteroの「ツール」>「Plugin」の「Manage Your Plugins」の部分にドラッグ&ドロップすることでインストールします。
以下のように表示されたらインストール完了です。
再び「編集」>「設定」を開き,ZotMoovの設定をします。
- 「Directory to Move/Copy Files To」>「選択」から,先ほど「同期」で選択したものと同様のストレージへのパスを指定する。
- 「Other Settings」の項目にすべてチェックを入れる。
NoteroでNotionと同期する
ZoteroとNotionを同期するためにNoteroを使用します。
先ほどと同様の手順でインストールしましょう。
続いて,「編集」>「設定」からNotionとの同期を行います。
- 「Notion Connection」>「Connect to Notion」から使用するデータベースを選択する。
Better BibTexで日本語文献の引用キーを設定する
日本語文献のCitation Keyを生成するためにBetter BibTexを使用します。
こちらも最新版をインストールします。
続いて,「編集」>「設定」からBetter BibTexの設定をします。
- 「Citation keys」>「Citation key formula」で使用したい形式の引用キーを設定する。私は下で示す例のようにしました。
- 「Citation keys」の「Force citation key to plain text」のチェックを外す。
auth + "-" + year + "-" + title.ideographs.select(1,3).ascii.len('>=', 10).capitalize | auth + "-" + year + "-" + title.substring(1,10)
感想
今回の記事では
- Zoteroのインストール
- クラウド管理の設定
- Notionとの同期
- 引用キーの設定
の4つをやってみました。
初めて使うため何か不備等があるかもしれません。もしあった場合にはあとで修正・更新することにします。使用感も追々報告します。